種蒔きをしなかった後悔
私が会社に縛られない生き方をしたいというのは言うまでもなく、当然、遊牧民の如く場所を選ばずに仕事をするスタイルにも注目するもの。
一度きりの人生だから、余計なストレスや苦痛から解放され、楽しい生き方を常に極めていきたい!そういう野心だけはいっちょまえに抱いている私でございます。
ということで、今回は本田直之さんの
「ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くためにやっておくべきこと」
を読んで思ったことをつらつらと語らせていただきます。
この本は数年前に買って少し読んだ後、それで満足して放置していたのです。
決して本の内容に飽きたというわけではなく、それにも理由があります。
読書家の私には興味のある分野も多く、それだけ本も多読していたのですが、
その分1冊あたりから得る知識量が乏しかったのです。
1冊の本から碌に学ぼうともせず、また次の本、次の本へと、すぐに目移りしていきました。本を買えるだけ衝動買いし、読みかけの本が日に日に部屋に溜まっていく毎日。
一つのことに対して長時間集中できなかった故に、
本だけが増えていき、それで大量に本を読んだ気になっていた。
そして、これだけ読んでいる俺は、その他大勢とは違うんだ!俺は特別なんだ!、と。
我ながら傲慢でした。
私は会社を来月に退職予定となっております。現在は有給休暇の消化中で、自由な時間が有り余っている状態です。
だからこの機会に、読みかけの本1冊1冊とちゃんと向き合い、再読して改めて思ったことを忘備録としてブログに書き記していく所存です。
では、そろそろ本題に入りましょう。
この本では、会社に縛られたくないからといって会社を即辞めるのは賢明でないと書かれています。本当にその通りです。
著者の本田さんは、ノマドライフ実現のためには6つのフェーズを踏んでいく必要があると仰っています。
1.ベースを作る時期
2.方向性を模索する時期
3.未来につながる実績を残す時期
4.転換期
5.実践期
6.シェアの時期
これらのフェーズを最後まで通すのに費やす時間は、20年を目安とすべきとのこと。
私もいつか脱サラしたいと思いつつも、その夢の実現に向けての準備をしてきませんでした。
「人生の成功者は皆、本を沢山読んでいる」とよく言われているから、読書だけはそれなりにしてきたものの、何故自分はこの本を読み、得た知識をどう生かすかについて、その具体的な人生の方針が決められず…。
会社員として働きながら並行して、本業以外で金を生み出す為の種蒔きをすべきでした。フリマサイトやクラウドソーシング、ポイントサイトを最大限に利用したり。収入源の確保とまではいかなくても、お小遣い稼ぎくらいはできたろうに…。自分もいつか起業したいと思いながらも、そういった種蒔きをしていなかった。
でも強いて言うなら、資格の勉強はしてきましたね。会社からの指示とはいえ、第三種電気主任技術者に第一種電気工事士、1級土木施工管理技士など、いろいろ取得してきました。まぁ、今の会社をやめる私にとっては、もう不要の資格ではあるのですが。転職先でも必ずしも役立つとも限りませんし。それでも勉強に金をかけることも一種の投資と言えるし、これも遠い未来で何かを開花させるための種蒔きになるのかな(笑)。
読書や勉強の場合、これらをまともにしている人って全体の1〜2割程度といわれているし。 少数派しかやらない行動をいくつも習慣化していけば、いつかオンリーワンな人間になれるかもしれないと信じたいところです^_^
ノマドワーカーのような、時間や場所に縛られなく自由奔放に仕事をする人には私だけでなく誰もが憧れることでしょう。しかし、 それを実現する為には一点集中でなく、複数の仕事を並行して行える柔軟さも必要不可欠のようです。
「 今はこの仕事に集中しているから、そっちには手がつけられない」と言っている人はノマドワーカーには向かないとのこと。
自分にはまだそれが出来ずにいるからもっと修行しなくては!
この有給消化の期間中に、種蒔きといえる有意義なことを行い、1日でも早く習慣化しておきたいですね!
今回は、夢実現のために必要な心構えややるべきことの忘備録を兼ねての発信できた。