Marstonの勉強発信ブログ

日々の読書や勉強を通し、得た知識を自分なりに解釈して世界に発信する。そんなコンセプトのもとで皆さんに楽しんでいただければなと思います。

ダークサイドに堕ちた俺氏 1年ぶりのスポーツジムへ

運動は大事ですよね。

これは間違いない。

いろんな本を読んでも、運動は身体に悪いと謳っている本はありませんし。

 

というわけで今回は、約1年ぶりにスポーツジムの「エニータイムフィットネス」に再入会して、運動を始めた話をさせて下さい。今回はちょっと長くなります。

 

      トレーニングマシンで筋トレをする男性のイラスト

 

私は過去にもスポーツジムに1年近く通っていたことがありました。

その時がちょうどコロナが流行り出した2020年で、コロナに負けない丈夫な身体をつくり上げたいとか、少しでも身体を鍛えて仕事を有利に進めたいとか、いろいろ理由はありました。

 

しかし、私が運動を始めようと思った一番の理由は、元気を出す為です。

 

言うまでもなく私は大人しい性格で、周りと比べてもその元気の無さは顕著なものでした。

そんな自分の短所については昔から重々承知ではありましたし、大きな声で話すように心がけてもいました。

大きな声で話すというのは、一般的な人からすれば大して難しいことではないのでしょう。しかし私にとっては、資格の勉強以上に苦痛のある試練といっても過言ではありません。

この苦しみを他人に話したり相談してみても、なかなか理解してもらえないんですよね…。

 

そして、会社の常務からもそのことを指摘されたことがあり、本格的に性格を改善しなくてはと思ったのです。

しかし、改善するといっても、今まで通りの方法で大きな声を心がけようと思っても、恐らく効果は見込める気がしません。

学生のころから、同じような指摘は何度も受けてきたものの、ずっと解決できていないのだから。

 

そこで、思いついた新しい方法というのが、運動です。

 

運動。昔っから大嫌いなジャンルでした。

 

小学生の頃、母親に地元の少年野球団に無理やり入団させられ、野球のルールもろくに知らないまま、飛んできたボールをひたすら拾い、誰に投げ返せばいいかも分からず、監督に怒鳴られてばかり。控えめに言って、クソ喰らえでした。

 

中学生のころは卓球部に所属していましたが、チームメイトと上手くやっていけたわけもなく、集団で殴られ蹴られの毎日。やがて新たに加わった後輩たちからも嘲笑われ、そこに青春の1ページなんぞありません。

 

高校時代は帰宅部…。このころになると、活発な青春を送ろうなんて気力も沸くこともなく、3年間ずっと消沈したままで何も無く、気付いたら高校を卒業。

 

そんな感じで学生時代は、運動とは縁も馴染みもない暗黒時代を送ってまいりました。

 

それ故、運動やスポーツに対するトラウマは深く、運動に好意的でない。

それでも世間では、運動は身体にもメンタルにも良いと言われるくらいなのだから、いつまでも避けるわけにはいきません。

 

運動を習慣化し、己の内面を変えようと決めたのでした。

 

始めのころは、ランニングマシンで5分走っただけですぐにへばるし、10キロの重りを持ち上げるだけで早くも筋肉が悲鳴を上げ、今まで運動をしてこなかった自分を嘆くばかりでした。

 

しかし、継続は力なりとはよく言ったものです。

 

ある程度通い続けていると、それなりに出来ることもだんだんと増え、あれだけ毛嫌いしていた運動を楽しいものと思えるようになったのです。

 

やはり、新しいことに挑戦するのは大切なことなのですね!

 

会社が終わって暗くなってきた時間帯に、1人黙々と運動に励むのは気分がいいし、ジムのあとにすき家で食べる牛丼は格別に美味い!

 

 

やがて私は運動の習慣だけでなく、毎朝5時に起き、出社前に英語やフランス語の勉強をしたりと、有意義に時間を使うようにしました。

それが続いた期間はごく僅かでしたが、今思うと私にしては良くやったなと思います。

 

 

しかし、運動を始めてから約1年…。

 

ある日当然、やる気を失ったのです。

運動も、勉強も、早起きも、なにもかも。

 

          心を病んだ人のイラスト(男性)

 

常務に元気がないことを指摘されて以来、毎日の出社時にも「おはようございます!」と大きな声を心がけて挨拶をしてきたつもりです。

私的には「前よりは少し元気そうにできたかな」と自己評価していましたが、どれだけ挨拶しても煙たがられたり無視されたりで、まるで自分一人が無駄に空回りしている気がして、運動を始める前以上に活気が失われた気がしました。

 

 

勉強に関しても、もちろんそれは悪いことではないし、その努力の積み重ねが将来、何らかの形でリターンとなると信じています。

 

何らかの形といっても、そこには具体性のかけらもありません。

そもそも当時の私は、将来のことを具体的に思い描いていませんでした(今もそうかもしれないけど)。

 

そのうち、「この行いは一体何のためになるんだ?」とか、「何のために今頑張ってんだろう」とか、「俺はなぜこの世に生まれたんだ?」とか、もはや哲学的な問いまで始める始末…。

 

そんな答えの見えない問いはいつしか、「死にたい」というネガティブな思考に変わっていきました。

今までポジティブな感情が沸き立っていた分、その反動がネガティブな感情となってはね返ってきたのでしょうか。

魔法少女まどかマギカ」に登場するソウルジェムが、だんだんと黒ずんでいき魔女と化していくような思いで、ひとりでずっと病むばかり…。

 

会社の人間からちょっと認められなかったくらいのことで、自分がここまで闇堕ちするとは思わなんだ。本当に何故、ここまでのダークサイドに落ちたのだ、私?

 

過度な自己承認欲求が原因だったのでしょうか。

 

もともと自分は他人の評価など気にせず、自分らしく生きていこうというスタンスでした。とはいえ、こんな独善的な生き方が世の中で通用するはずがないのは百も承知。

会社で長く続けていくためには明るいイメージを持つのが不可欠だし。

 

そのために続けた努力が、いつしか他人の目を気にするばかりの自己承認依存の行動となっていた…。

           愛想笑いのイラスト

去年の自分を振り返って考察してみると、こんな感じになるのでしょうか。

だとしたら私がここまで堕ちたのも納得かもしれません。

 

こんなネガティブな状態は、今現在もなお続いております。

夜型人間なのか、夜の静まり返った時間帯なら比較的まともですが、昼間だと基本的に気分が晴れないのです。

 

1年経っても良くならないのはさすがに良くないと思い、長期の休暇を取っているこのタイミングでジムに再び向かうことを決めた私でした。

もう今の会社とはおさらばするし、余計な自己承認も不要。

 

これからは他人の目など気にせず、己の心身のためだけに鍛錬することを誓います!

とまぁ、今後の自分を鼓舞する意味も籠めたおはなしでした。

 

どこまでいけるかは分かりませんが、マイペースに無理なく続けていこうと思います。